art of dialogue

art of dialogue(アートオブダイアログ)は、
アートを通じて多様な価値観同士が出会い、対話し、
互いの違いを尊重し合える世の中の実現を目指して活動しています。

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2022.6.18 YouTubeにワークショップの模様をアップしました。

「100人いれば100通りの考え方」
アートを通じて、互いの違いを楽しむ

出張アートワークショップの企画と
安心してひとりになれる居場所づくり


はじめまして、私たちは木更津在住の音楽家・保育士・介護福祉士・生命保険営業職による市民団体です。それぞれが社会人として働き生活する中で、助け合える地域コミュニティの重要性を感じて、2019年に「art of dialogue」を立ち上げました。 
 
一人きりの子育てや、一人暮らし、学校や会社に行きづらい…そんな時に、ほっと一息つけるかけこみ寺のような場所。無理に輪に入らなくてもいい、ひとりでいてもひとりぼっちだと感じない場所が街の中にあったらいいな。 

レッジョ・エミリア・アプローチとの出会い

イタリアのレッジョ・エミリア市では、「100人いれば100通りの考えがあり、そして100通りの表現の仕方がある」という考えに基づいて、街ぐるみでアートを取り入れた地域コミュニティづくりが行われており、互いの違いを認め合う、ということを実践しています。(参考:MAZECOZE研究所[世界が注目する教育哲学「レッジョ・エミリア・アプローチ」の読み語りイベントが世田谷にやってくる!]) 

私たちはそんなレッジョ・エミリア市にヒントをもらって、10年計画で、アートギャラリー兼コミュニティスペースを木更津につくりたいと考えています。 
 
そこは赤ちゃんからお年寄りまで、お茶を飲んだり喋ったり、絵を眺めたり描いたり、昼寝したっていい。いつでも絵の具に触れて、芝居や映画も観れる、楽器も演奏できる、本棚には本がいっぱい。壁一面には作品が展示されている。授乳オムツ替えスペースもある、バリアフリーなアートギャラリー。その準備段階として、現在木更津市を中心に「違いを楽しむ」出張アートワークショップの企画をしています。
 
 
2019年 木更津まちづくりコンテスト 優勝(団体名:リビングケア)
2020年 アートイベント「居場所ってなんだろう」主催(木更津金田地域交流センター)
2020年 木更津市 芸術文化に親しむまちづくり振興事業 企画協力
2021年 社会福祉法人 木更津市社会福祉協議会主催「令和2年度 学習支援研修会」企画協力
松本佳奈
(まつかな)

千葉県木更津市出身。サルやイノシシが訪れるような里山の古民家で、3児の子育てをしながらピアノ弾き語りの演奏活動をしているシンガーソングライター。2008年にレッジョ・エミリア・アプローチと出会ってから、アートを通じた対話に興味を持つ。(art of dialogue / リビングケア 代表)

シンガーソングライター松本佳奈 web siteはこちら

牧真弓
(まゆたす)

3姉妹の母であり現役保育士。 造形表現が好きで、定期的に研修を受講したり、我が子や園児たちと学んだことを実験する日々。 アートは特別なものではなく、言語と同じで自分を表現する1つの手段。年齢や性別、国籍、障がいの有無などを超えて全ての人に対等だと思っている。 いつか誰もが自由に集える居場所を作るのが夢。
藤井佳子
(みっちん)

東京出身、木更津在住。介護福祉士。
NPO法人井戸端介護で、じじばば様たちのケアと、障がいのある方が通所で通ってくるごちゃまぜの現場で、料理を作ったり畑やったり、子どもたちが勉強しに来たり。縁があった人たちと生きること、老いること、死ぬこと。日々どたばたと奮闘中。

橋本潤
(はっしー)

東京都府中市出身。生保損保営業職。
幼少期の大病で人生は有限だと思い知る。
飲食業、食品・酒類販売業を経て、現在は生命・損害保険営業職として、保険相談を筆頭に、個人資産形成、相続相談、美味しいワインやラーメン屋情報まで、幅広いジャンルの相談員として活動中。

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わたしたちの想い

私は学生の頃、学校や友達に馴染めず苦しかった時期がありました。図書室で黙々と本を読んだり、音楽室でこっそりピアノを弾いたり。そんな「安心して孤立できる場所」に、非常に救われたのを覚えています。

色んな人がいて、それぞれの感じ方があって、わかり合えない人もいます。だけど互いに大切にしているものを尊重し合って暮らしていけたらいいな。そのためにはどうしたらいいのかなと考えた答えがアートでした。評価の枠から外れて、何でも自由に描いていいという安心感と開放感は、私たち大人にこそ必要なんじゃないかなと感じています。

(音楽家 松本佳奈)

私は、幼児教育の仕事に携わる中で「今からクレヨンを使ってお絵描きをします!」という、材料も時間も設定された一斉保育に違和感を感じることがありました。

ある国の保育園では、「子どもたちは他の誰と比べられるわけでもないし、比べる必要もない。そして、自分の意思決定がしっかり尊重される。幼児期にそんな“主体的に学ぶ”体験をした子どもたちは自己肯定感がしっかりと形成されるため、その後の学びに対しても積極的になれる」と考えられているそうです。例えば、アートを通して自由に表現することで、他者との比較から外れ、自己肯定感を高めることができるんじゃないか?

この取り組みは、私たち個人の単位では叶えられない夢や思いを、もしかしたら叶えられるかもしれないという挑戦のようなものです。

(保育士 牧真弓)



老いて、記憶があいまいになったり、言葉が出なかったり、身体が不自由になっても。どんな自分でも、ありのまま、受け止め合える関係性があることで、人は安心して生きていけると思います。

様々な人たちとの出逢いのなかで、アートを通して、互いを知る、つながりなおす、心が再生するきっかけになるなぁと可能性を感じながら、居場所作りに携わっていきたいです。

(介護福祉士 藤井佳子)


二十代後半に都内から木更津へ移住してきました。自然や作物、都心からの程よい距離感が気に入り、これからも暮らしていこうとしています。

保険の仕事を通して地域の皆さんの人生と関わる中で、この街の未来を考えるようになりました。

身近な人や子供世代が、そして何より自分自身が永く暮らしたいと思える、そんなまちづくりをしたいです。

(生命保険営業職 橋本潤)


取り組み

出張アートワークショップ
それぞれの感性のままに、違いを楽しむアートワークショップ。

正解や見本はなく、それぞれがクレヨンや絵の具など、好きな素材を使って自由に描く。削ったり溶かしたり、音から色を作ったり、色から音を作ったり。誰の目も気にせず、じっくり自分自身と対話する時間です。親子で参加の場合、大人と子どもは別々の場所で制作をして、最後に作品を見せ合います。親子という役割を外れて、ひとりの表現者同士として向き合う時、どんな対話が生まれるでしょうか?関係性の見え方が変わるかもしれません。

出張ワークショップ承ります、お気軽にお問い合わせ下さい。
アートワークショップ
企画協力
2020年より、木更津市文化課主催の【芸術文化に親しむまちづくり振興事業】に企画協力し、親子向けアートワークショップを年2回開催。講師にatelier le matinの浅羽聡美先生をお迎えし、大人とこどもが別々の部屋に分かれて創作に取り組み、最後に互いの作品を鑑賞することで、親子という役割を外れたひとりの人間同士として対等に学び合う【対話のアート】を目的としています。
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過去の取り組み

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